青年部について

振興会青年部について
私達青年部は活力ある自動車整備業界をつくるべく日夜活躍している
45歳までの青年経営者・後継者の集まりです。

【活動内容】
自動車整備技術に関する勉強会
自動車整備振興会各種事業への参加・協力
レクレーションを通じての親睦活動


青年部に入部して幅広い情報や人的ネットワークを作りましょう!
青年部視察研修会実施

青年部(中川 伸明 部長)では、去る11月29日(金)~12月1日(日)に参加者7名にて視察研修会を実施しました。
視察研修会の1日目として、全日本空輸株式会社(ANA)グループ総合トレーニングセンター「ANA Blue Base」を訪問しました。航空業界における技術者や乗務員を育成するために設計された、日本最大級かつ世界最先端の訓練施設です。当日は、実際に行われている訓練の様子を見学し、航空整備の教育現場を肌で感じることができました。
まず、航空機の整備が高い精度と安全性を求められる仕事であることを改めて感じました。整備士の方々がエンジンや機体の点検・整備を進める際、一つひとつの作業を綿密に記録し、複数の工程を正確に遂行している姿は、まさに「安全を形にするプロフェッショナル」でした。特に、部品の交換に際しても厳格な管理が行われており、その徹底ぶりに驚きました。自動車整備においても精度は重視されますが、航空整備士の方々の作業では、何重にもわたる確認体制や、わずかなミスも許されない環境に対する責任感が、私たちに強い印象を与えました。また、整備工程に導入されている最新のITシステムや、作業効率・正確性を高めるためのツールの活用方法は、私たちの業界でも取り入れられる可能性を感じさせるものでした。
さらに、環境への配慮や燃費向上の取り組みなど、航空業界特有の課題に対する対応策にも学ぶことが多くありました。このような高い次元での取り組みを目の当たりにしたことで、私たち自動車整備士にとっても、技術力をさらに伸ばし、仕事をする上での大切な心構えをしっかりと見直すことが必要だと実感しました。

2日目は、東京ビッグサイトにて開催された「第24回全日本自動車整備技能競技大会」を見学しました。本大会は、整備技術向上を目的に開催されるもので、各都道府県の整備振興会から選抜された47チーム・計94名が参加し、自動車整備士としての技術力を競い合いました。競技内容は「実車競技」「基礎競技」「アドバイザー競技」の3部門で構成されており、特に実車競技では、与えられた故障箇所をいかに迅速かつ的確に診断・修理できるかが問われます。各チームが次々と故障箇所を特定し、設問をクリアするたびに、観客席前に設置された「てんけん君マーク」が開き、会場全体に歓声と拍手が響き渡りました。
佐賀県代表として、神埼地区の松元聡也選手【光洋自動車】、多久地区の相原秀貴選手【株式会社ENEOSウイング】のお二人が出場されました。お二人は次々と難問をクリアし、見事な健闘を披露されました。競技終了後には、佐賀支部と多久支部の応援団と共に、選手たちの健闘を称えて大きな拍手を送りました。
この大会は、技術力の高さだけでなく、各地域の整備士たちが日々積み重ねている努力やチームワークの重要性を再認識させられる場でもありました。選手たちの挑戦は、私たちにとっても大きな刺激となり、今後の自動車整備業務への意識をさらに高める機会となりました。

今回の視察研修会は、単に見学にとどまらず、部員間の貴重な意見交換の場ともなりました。整備技術の最新動向や日々の業務に関する課題について意見を交わすことで、より一層親睦を深め、有意義な時間を過ごすことができました。
青年部への入部希望の方は整備振興会 総務企画課 中村までご連絡ください。

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